老後資金が足りないのでは、と
不安を感じている方は多いと思います。
では、
自分が年金をいくらもらえるか、
きちんと把握していますか?
私自身も、
「なんとなく足りない気がする」
という感覚のままでした。
でも、退職後に
いくら収入があるのかを知らなければ、
老後のお金は数字で考えられません。
老後資金を考えるうえで、
まず確認しておきたいのが年金額です。
この記事では、
年金の受給額を把握したうえで、
今の生活費と比べながら、
老後の収支を整理していきます。
年金の種類によって、受給額に差が出る

年金には、
国民年金(基礎年金)と厚生年金の2種類があります。
【図:働き方で変わる年金の違い】
会社員や公務員として働いていた期間がある人は、
国民年金に加えて厚生年金が上乗せされます。
そのため、
同じ一人暮らし女性でも、
これまでの働き方によって
年金の受給額に差が出ます。
目安として、
国民年金のみの場合、
老齢基礎年金の満額は月6万円台です。
一方、厚生年金がある場合は、
働いた期間や収入によって異なりますが、
平均的には月10万円前後になります。
※パートやアルバイトでも、
一定の条件を満たせば
厚生年金に加入している場合があります。
自分がどちらに当てはまるか分からない場合は、
次の章で確認方法を見ていきましょう。
【出典】厚生労働省「令和7年度の年金額改定について」、日本年金機構 公表資料
自分の年金額を確認する方法
自分の年金額は、
思っているより簡単に確認できます。
正直に言うと、
私もねんきん定期便は開いてもよく分からず、
そのまま見ていませんでした(笑)。
でも、ここを確認しないままでは、
老後のお金を数字で考えることができません。
まずは、次のどちらかで確認してみてください。
ねんきん定期便で確認する(いちばん手軽)
毎年、誕生月に届くねんきん定期便には、
これまでの加入状況や、将来受け取る年金額の目安が記載されています。
- 50歳以上の方
老後に受け取る年金額の見込みがそのまま表示 - 50歳未満の方
これまでの加入実績に応じた年金額を確認可能
※現時点での金額なので、今後働き続ければ増える可能性があります。
まずは、手元にねんきん定期便がないか確認してみてください。
見当たらない場合は、日本年金機構に再発行を依頼できます
(電話、またはねんきんネットから申請可能です)。
ねんきんネットで確認する(詳しく知りたい人向け)
ねんきん定期便が見当たらない場合や、
もう少し詳しく確認したい場合は、ねんきんネットを使う方法があります。
ねんきんネットでは、
- これまでの加入履歴
- 将来の年金見込み額
- 受給開始年齢を変えた場合の金額
などを確認できます。
一度登録しておけば、
いつでも最新の情報にアクセス可能です。
※登録には、マイナンバーカード、または基礎年金番号が必要になります。
実際の画面を一度見ておくと、確認する場所が分かりやすくなります。
▶ ねんきんネット公式 解説動画(日本年金機構)
よくあるつまずきQ&A
Q1.ねんきん定期便が見つかりません。どうすればいい?
見当たらない場合は、日本年金機構に再発行を依頼しましょう
(電話またはねんきんネットから申請可能)。
「封筒ごと保管していた」「引っ越しで紛れた」という人も多いので、焦らなくて大丈夫です。
Q2.ねんきんネットの登録が不安です。難しくありませんか?
マイナンバーカードがあれば比較的スムーズに登録できます。
手元にない場合でも、基礎年金番号などで手続きできるケースがあります。
案内に沿って進めれば、特別な知識は必要ありません。
Q3.どの金額を見ればいいのか分かりません。
50歳以上の方は「将来の年金見込み額」を、
50歳未満の方は「これまでの加入実績に応じた金額」を確認してください。
まずは目安として把握できれば十分です。
ここで確認するポイント
ここで見るのは、あくまで年金の見込み額です。
受給開始年齢を繰り上げ・繰り下げすると金額は変わります
(この点は別の記事で解説します)。
次の章では、
この年金額をもとに、今の生活費と比べながら、
老後の収支を整理していきます。
参考リンク:
日本年金機構 公式案内
年金と生活費で、老後の収支を確認する
年金額を知ると、
「これで足りるのかな?」と感じる方もいるかもしれません。
ここでは、これまでの記事で整理してきた
生活基準値(今の生活水準を維持するための年間生活費)をもとに、
老後の収支を数字で確認していきます。
確認するのは、次のシンプルな計算です。
年金(年額) − 生活基準値(年額)= 年間の収支
この計算で見えてくるのは、
老後もこれまでと同じ生活を続けるために、
どれくらいの収入と資金が必要か、という点です。
生活基準値の詳しい計算方法は、
以前の記事
▶【老後資金はいくら必要?生活基準値の出し方】で整理しています。
まずは、
あなた自身の年金額と生活基準値を当てはめて、
現実を数字で確認してみてください。
このあと考えるお金について
ここで確認した収支は、
老後の生活を考えるための「土台となる数字」です。
この収支をもとに、
・医療や介護、住まいなど想定外の支出にどう備えるか
・趣味や旅行など、生活にどれくらいの余裕を持たせたいか
といった点は、別の記事で整理しています。

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