【50代看護師】夜勤がきつい…それでも辞めるという発想が出てこなかった理由

夜勤中に疲れを感じる50代看護師のイメージ

年を重ねるにつれて、夜勤は確実にきつくなります。

若い頃と同じ回数なのに回復が違う。
夜勤明けに家へ帰り、すぐ眠ると今度は夜の寝つきが悪い。

「人は夜に寝るのが一番だよね」

そんな言葉を、苦笑いしながら何度も口にしてきました。

「もう夜勤やめたいね」

そう言いながら、それでも私はこの年になるまで夜勤を続けています。

体は正直です。

年々、回復に時間がかかるようになり、「もう無理かもしれない」と、どこかで常に思っていました。

それなのに、不思議なことに「辞める」という発想はすぐには浮かばなかったのです。

まず頭に浮かぶのは、「どうにか耐えよう」「もう少し頑張ろう」という言葉でした。

なぜ私は、ここまでして続けているのか。

その理由をあらためて考えてみたいと思います。

目次

夜勤がきついのは体力だけの問題ではない

夜勤がきついのは、確かに体力の問題です。

年齢を重ねるにつれ、回復に時間がかかるようになりました。

若い頃は、夜勤明けにしっかり眠ればどうにかなっていた。
でも今は違います。

昼に寝すぎると夜の寝つきが悪くなり、かといって昼をあまり眠れないと睡眠が足りないまま次の勤務に入る。

生活リズムがうまく整わなくなったと感じることが増えました。

人間は本来、夜に眠る。
その流れに逆らって働くのだから、無理が出るのは当然なのかもしれません。

ここまでは、体力の話です。

けれど、夜勤がきつい理由はそれだけではありません。

夜勤は少人数体制です。
日中のように人がそろっているわけではない。

医師も限られ、判断を委ねられる場面も増えます。

何かが起きたとき、「まず動くのは自分たち」という空気があります。

眠気と戦いながら、頭が冴えきらないまま、それでも判断をしなければならない。

体がつらいというより、その緊張感のほうがこたえると感じることがあります。

夜勤がきついのは、疲れるからだけではなく、その状態で責任を負うからなのかもしれません。

夜勤が「限界かもしれない」と感じ始めたときの思いは、こちらの記事でも書いています。

それでも「辞める」という発想が出てこない理由

正直に言うと、私は「辞める」という発想がありませんでした。

夜勤はきつい。
体もつらい。
眠いし、しんどい。

でも、それは私だけではありませんでした。

みんな同じことを言っている。

「眠たいね」
「夜勤いやだね」

そう言いながら、みんな働いている。

自分だけが特別に限界だとは思えませんでした。

それに、私たちの世代には、どこかに「定年まで働くもの」という感覚があります。

一つの職場で続けることが普通。
退職金をもらうところまでが一区切り。

そう考えると、夜勤がきついという理由だけでは辞めるという発想にはなりませんでした。

若い世代との違いに戸惑う瞬間

若いスタッフを見ていると、考え方の違いを感じることがあります。

きついと感じたら、辞めるという選択をする人もいる。
転職する子もいれば、しばらく働かない時間を選ぶ子もいる。
実家の近くに戻る子もいました。

それを見て、「あ、そういう考え方もあるんだ」と思いました。

でも私は、「きついから辞める」という発想がすぐには出てきませんでした。

続けるのが当たり前。
多少しんどくても、耐えるのが普通。

そうやって働いてきたのだと思います。

「定年まで働く」が普通だった感覚

私たちの世代にとって、一つの職場で定年まで働くことは特別な決意ではありませんでした。

夜勤があるのも前提。
きついのも前提。

辞めるとすれば、体を壊すとか、家庭の事情とか、よほどの理由があるとき。

ただ「きつい」という理由だけでは、辞めるという発想にはならなかった。

そういう感覚で、働いてきたのだと思います。

それでも辞めるという発想は出てこなかった

夜勤がきつい。

それでも、「辞める」という発想は出てこなかった。

それは、特別な覚悟があったからではありません。

私たちは、就職したら定年まで働くものだという感覚の中でここまで来ました。

辞めるとすれば、体を壊すとか、家庭の事情とか、はっきりした理由があるとき。

ただ「きつい」という理由だけでは、辞める選択肢は浮かばなかった。

そういう前提の中で、50代まで働いてきたのだと思います。

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この記事を書いた人

看護師歴30年。現在は在宅でWebライター・ブロガーとして活動中✍️
医療・お金・働き方など、50代からの私らしい生き方を応援しています。

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