夜勤がつらい。
それでも、定年まであと数年。
「このまま続けるしかないのか」と、考えたことはありませんか。
私も、夜勤がつらいと感じながら働いていました。
ある日、夜勤明けにめまいが出て、このまま働き続けられるのかと不安になったのです。
仕事が嫌いになったわけではない。
でも、この体で続けられるのか分からない。
この記事では、私が実際に経験したことも含めて、「続けるか、辞めるか」を考える材料を整理します。
答えは人それぞれです。
あなたが納得できる選択をするためのひとつの視点になればと思います。
定年まで続けるか、辞めるかを判断する3つの基準
定年まで働き続けると考えたとき、夜勤を続けられるかどうかは大きな分かれ目になります。
けれど、健康が保てない状態で働き続けることに疑問を感じ始めてはいないでしょうか。
本当に、夜勤を続けてまで働き続ける必要があるのか。
「仕方ない」と思いながら、無理を重ねていないか。
一度、立ち止まって整理してみましょう。
ここでは、判断のための3つの基準を考えていきます。
夜勤を続ける体力はまだあるのか
私も、年齢を重ねるにつれて、夜勤後の疲れが取れにくくなっていました。
それでも、「これくらいなら大丈夫」と思っていたのです。
ある朝、起き上がろうとした瞬間、天井が回るようなめまいを感じました。
看護師として働き始めてから、初めての欠勤でした。
夜勤のあとは、時差ボケのような感覚が何日も続いていました。
これまでとは明らかに違う体の変化でした。
「このまま続けられるのか」と、初めて真剣に考えました。
疲れが一晩で戻るのか。
数日引きずっていないか。
体のサインを、見過ごしていないか。
まずは、そこが一つ目の基準です。
体力の限界を感じ始めたときについては、こちらの記事でも詳しく書いています。
こころに余裕はありますか
振り返ってみると、どうしてあんな言葉を口にしてしまったのだろうと思うことがあります。
余裕がないときほど、本当は言いたくなかった言葉が先に出てしまう。
あとから後悔するのにその場では止められない。
疲れが抜けない状態が続いていたとき、そんなことが増えていたように思います。
大切にしたい人に優しくできているか。
仕事のあと、気持ちを切り替えられているか。
心の余裕が保てているかどうか。
それが、二つ目の基準です。
今の収入を維持しないと生活できないのか
夜勤をやめれば、手当がなくなる分、収入は下がります。
それでも、本当に生活が成り立たなくなるのでしょうか。
生活水準を下げたくない。
将来への備えを減らしたくない。
そう考えて、夜勤を続ける選択をする人もいます。
でも、守ろうとしているのは何なのか。
安心なのか。
体なのか。
生活のゆとりなのか。
収入が減ることと、生活が破綻することは同じではありません。
どこまでなら調整できるのか。
何を優先したいのか。
そこを具体的に考えること。
それが、三つ目の基準です。
今の職場で夜勤を減らす方法はあるか
多くの職場では、夜勤回数を簡単に減らすことはできません。
一定の年齢に達した場合や明確な事情がある場合を除き、「ただつらい」という理由だけでは夜勤を外してもらうのは難しいのが現実です。
私も夜勤が限界だと感じ、師長に相談しました。
正確には退職する意思を伝えたのです。
すると、「辞めるのなら」と日勤のみの部署を提案されました。
結果的に、部署異動という形で夜勤のない働き方に変わりました。
ただし、これは私の職場での話です。
病院によっては、正社員のまま勤務形態を変えられる場合や非常勤・パートへの切り替えが選択肢になることもあります。
夜勤を減らせるかどうかは、制度そのものよりも実際の職場の運用に左右されます。
私のように、退職の意思を伝えたことで働き方が変わる場合もあります。
必ずしも制度に明記されていなくても、話し合いの中で道が開けることがある。
それは、私が経験して初めて知ったことでした。
院内で夜勤を外せない場合、転職という選択肢もある
院内で夜勤を外せないなら、職場を変えるという選択もあります。
「50代でも転職できるのか」一番気になるのは、そこだと思います。
若い頃のように自由に選べるわけではありません。
給与が下がる可能性もありますし、働き方や責任の質も変わります。
それでも、訪問看護やクリニック、介護施設など夜勤のない働き方は実際にあります。
条件がすべて理想通りになるとは限りません。
それでも、体を守る働き方を選ぶという考え方もあります。
院内で変えられないなら、環境を変えるという道もあります。
一人で抱えず、相談して情報を集める
同じ年代の友達がいれば、「夜勤つらいよね」と話すことはできると思います。
私もそうでした。
ただ、本気で退職後のことを考え始めると迷いはむしろ増えていきました。
それぞれ置かれている立場は違います。
友達の答えが、そのまま自分の答えになるとは限りません。
一人で考え続けるのは、それだけでも苦しいものです。
そこで私は、情報を集めるつもりで転職サイトに登録しました。
最初は、登録するだけのつもりでした。
でも、一度だけ話を聞いてみようと思い、電話で相談してみました。
見知らぬ相手だからこそ、今の悩みを遠慮なく話せました。
話してみて分かったのは、「こういう働き方もある」という事実でした。
同時に、「これだけ給料は下がるのか」という現実も知りました。
情報を持たないまま悩むより、選択肢を知ったうえで考えるほうが私は冷静になれました。
すぐに転職を決める必要はありません。
ただ、情報を持つことは自分を守る一つの手段になります。
最後に決めるのはあなた自身
夜勤がつらいと思いながらも、定年まで働き続ける人には、それぞれ理由があります。
私も、退職金や今の収入を考えると働き方を変えることには強い抵抗がありました。
けれど、体の限界を感じたとき、そのまま続けるという選択は難しくなりました。
体は続けられるか。
こころに余裕はあるか。
収入は本当に変えられないのか。
院内で変えられる可能性はあるか。
外に出るという道はあるか。
どこから考えるかは、人それぞれです。
続けるという決断もあります。
変えるという決断もあります。
大切なのは、「仕方ない」と思い込んだまま決めないこと。
情報を知ったうえで、自分で選ぶこと。
最後に決めるのは、あなた自身です。

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