「もう無理かも」
50代になってから、急性期の現場でそう思うことが出てきました。
大きな失敗をしたわけではありません。
仕事が嫌いになったわけでもありません。
それでも、以前と同じようには動けていない。
そう感じる場面が、少しずつ増えました。
特に夜勤です。
50代になると、疲労の抜け方が明らかに違います。
休んでも戻らない。
次の勤務に影響が残る。
この記事では、私が急性期の現場で「もう無理かも」と感じた瞬間を思い出せる範囲で書いています。
同じ立場の人なら、「あ、これ自分だ」と思う場面があるはずです。
ここから、その瞬間をひとつずつ振り返っていきます。

正直、「辞めたい」とまでは思っていない。
でも、前みたいにできていない気がして、それが一番つらいの!
急性期50代看護師が「もう無理かも」と感じた瞬間7選


日々の現場で、ふと「無理かも」と感じた瞬間です。
無理かも① 判断力に不安を感じ始めたとき
「何かおかしい」
そう感じたのに、次の行動がすぐに浮かばない。
前なら、過去のバイタルや検査データが自然につながって、医師への報告まで迷わず動けていました。
でも最近、その流れが一歩だけ遅れる。
ミスではないし、表に出る問題でもない。
それでも急性期では、この「一瞬」が怖い。
「あれ?」と思ったあと、いつもなら次に出てくるはずの判断が出てこなかった。



はっきり理由はないのに、迷っている、そんな感覚はありませんか?
無理かも② 看護が「業務」になっていると感じたとき
ある頃から、仕事を「回している」という感覚が薄れてきました。
一人の患者さんの抗生剤投与。
別の患者さんの搬送対応。
疼痛の訴えへの対応。
医師の指示も重なる。
業務としては、ひとつずつ、きちんとこなしている。
全体としては回っている。
それでも、自分の中で何かが違う。
目の前の患者さんではなく、タスクを片づけることが先に来る。
「この人に今、何が必要か」より、「次は何をしなければいけないか」。
業務を行うことは大切です。
でも、そこに軸が移ったとき、看護が、看護でなくなる気がしました。



看護をしているはずなのに、ただ業務をこなしているだけのように感じたことはありませんか?
無理かも③ 夜勤で「もし何かあったら」と怖くなったとき
夜勤では、眠気が出ないように、これまで工夫を重ねてきました。
それでも年齢を重ねるにつれて、強い眠気に襲われる時間が増えてきました。
そんなとき、「もし、今ここで急変が起きたら」。
自分は迷わず動けるのか。
初動を間違えずに対応できるのか。
以前のように、大丈夫だと言い切れない自分がいました。
無理かも④ 若いスタッフの対応スピードに差を感じたとき
忙しい時間帯、「これは自分が先に動くべき仕事だ」そう思っていました。
以前なら、「それ、もうやってるよ」と声をかけながら、自然に仕事が進んでいました。
でもあるとき、「それ、やらないといけないね」と声をかけると、「もう、やっています」と返ってきました。
仕事を取られたわけでも、責められたわけでもありません。
それでも、そこに残ったのはうまく言葉にできない虚しさでした。



年齢のせいにしたくない。
でも、若さのスピードについていけないと感じたことはありませんか?
無理かも⑤ 体力と回復力が追いつかなくなったとき
以前は、休みがなくても、毎日同じ感覚で仕事ができていました。
でもある日、前日の疲れが、そのまま残っていると感じました。
特別忙しいわけではありません。
勤務が続いているだけ。
それでも、寝ている間に戻っていた体が戻らなくなっていました。
1日休んで、ようやく楽になる。



前より、疲れが抜けにくくなったと感じることはありませんか?
無理かも⑥ 頼られる立場が重荷に変わったとき
新人の頃は、先輩に頼ることしかできませんでした。
後輩ができ、指導する立場になったとき、頼られる存在になれたことが素直にうれしかった。
でも、いつしか、その「頼られる」が重さに変わっていきました。
特に夜勤です。
一番上の立場で、最終的な判断を引き受ける。
その重さを、ひとりで抱えている感覚がだんだん強くなっていきました。



「私が判断しなければならない」その重さがのしかかる。
無理かも⑦ 大事な場面から外されたと感じたとき
若い頃は、新しい処置や検査にも、経験を積みたい、その一心で関わってきました。
年齢を重ねるにつれて、新しいことに、少し距離を取るようになっていたと思います。
それでも、後輩の前で「できない先輩」にはなりたくなかった。
そんな気持ちを抱えたまま、ある大事な処置から外されていることに気づいたとき、ふと立ち止まりました。
ああ、自分の立ち位置はもう前と同じではないのかもしれない。
まとめ|「もう無理かも」と感じたら
この記事では、私が急性期の現場で「もう無理かも」と感じた瞬間を7つ挙げました。
・判断力に不安を感じ始めたとき
・仕事を回している感覚がなくなったとき
・夜勤で「もし何かあったら」と怖くなったとき
・若いスタッフの対応スピードに差を感じたとき
・体力と回復力が追いつかなくなったとき
・頼られる立場が重荷に変わったとき
・大事な場面から外されたと感じたとき
これは、私が「もう無理かも」と感じたときの話です。










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