夜勤がきつい。
30年急性期で働いてきて、若いころは「眠い」だけでしたが、50代になると「体がきつい」に変わりました。
体内リズムが乱れ、一晩では戻らない。
疲れを残したまま、次の勤務に入る。
それでも、働き方をすぐに変える決断はできません。
- 夜勤手当がある。
- 収入は安定している。
- 環境にも慣れている。
このまま定年まで、と考えながら「他に道はない」と感じていないでしょうか。
この記事では、「続けるしかない」と思ってしまう理由を整理します。
夜勤を「続ける」か「辞める」かその間の選択肢
夜勤をこのまま続けるか、もう限界と感じて辞めるか。
その二択だけではありません。
たとえば、
夜勤を減らすという選択
・部署異動(外来、手術室、放射線科)
・勤務形態の変更
※現実には簡単ではない場合もあります。
人員の都合や職場の空気もあります。
それでも、「可能性がゼロとは限らない」という視点です。
働き方を変えるという選択
・常勤から非常勤へ
・パートへ
収入は下がるかもしれません。
その代わりに、体の余裕が戻る可能性もあります。
環境を変えるという選択
・訪問看護
・クリニック
・介護施設
急性期とは違うリズムで働く道もあります。
すぐに決める必要はありません。
選択肢があることを知っているだけで、「続けるしかない」という思い込みから、少し距離を置くことができます。
夜勤を続けるか迷ったとき考えたい3つの基準
夜勤を続けるかどうかは、単に「きついかどうか」では決まりません。
判断するための材料は大きく3つあります。
・収入は、どこまで必要か
・体は、この勤務をどこまで続けられそうか
・急性期で働くことは、自分にとってどんな意味があるか
この3つのバランスによって選ぶ答えは変わります。
夜勤手当がなくなったらどうなるか
夜勤手当がなくなれば、収入は確実に下がります。
それが生活に直結するなら、夜勤を続けるという選択は現実的です。
収入を守ることを優先する。
それも一つの基準です。
体は、この勤務を無理なく続けられそうか
今は続けられていると思っていても、ある日、体が明確なサインを出すことがあります。
めまいや動悸など、「これは無理かもしれない」と感じる瞬間です。
体が出すサインも働き方を見直す基準の一つになります。
急性期で働くことは自分にとってどんな意味があるか
急性期で働くのは、収入以上の価値を持っていることがあります。
必要とされる感覚。
経験が活きる場面。
ここまで続けてきた誇り。
それが大きいなら、夜勤を続けるという判断も一つの選択です。
夜勤がきつくても「続けるしかない」と思ってしまう理由
夜勤がきついと感じていても、働き方は簡単には変えられません。
その理由を整理します。
夜勤手当があり収入が安定するから
夜勤を外すと、収入は確実に下がります。
生活水準を落とすことへの不安。
これまで維持してきた暮らしを変えたくない気持ち。
「体はきつい」と思いながらも、収入の安定は大きな安心材料になります。
だからこそ、簡単には手放せません。
定年が見えていて「あと少し」と思うから
50代になると定年というゴールが見えてきます。
「あと数年なら」そう考えるのは自然なことです。
定年まで働けば退職金が増えるかもしれない。
そんな期待も浮かびます。
終わりが見えているからこそ、働き方を大きく変えることに抵抗を感じてしまいます。
異動や転職のほうが不安だから
夜勤がきついと感じていても、その先を想像すると不安のほうが大きくなります。
異動すれば、人間関係は一からやり直しになります。
転職となれば、この年齢で就職先があるのか。
部署が変われば、また一から仕事を覚えなければなりません。
その自信も持てない。
何を選べばいいのかわからないままでは、今の環境にとどまるほうが楽に感じてしまいます。
慣れた環境のほうが安心できるからです。
夜勤を続ける中で起こりやすい体と生活の変化
夜勤明け、家に帰ってもすぐには眠れない。
昼に寝ると、夜の寝つきが悪くなる。
かといって昼をあまり寝ないと、睡眠が足りないまま次の勤務に入る。
体内リズムが乱れ、一晩では戻らない。
休日を使っても、疲れが抜けきらない。
以前なら一晩寝れば回復していたのに、今は二日かかる。
その回復の遅れが日常の余裕を少しずつ奪っていきます。
年齢とともに同じ勤務でも体への負担は変わっていきます。
体力の変化や疲れが抜けにくい状態については、こちらの記事でも詳しく整理しています
まとめ
「続けるしかない」と、決めつけなくてもいい。
夜勤がきつい。
それでも続けるしかないと思ってしまう。
収入の安定。
仕事への思い。
続ける理由は、たしかにあります。
一方で体や生活にも変化は起きています。
その両方を見つめながら、自分なりの基準で考えていく。
「続ける」か「辞める」か、その二択だけではありません。
今の働き方を見直すという道もあります。

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